獄中日記

まだ捕まってません

0704

6月の課題図書はこれでした。

あ、ネタバレあるんでこれ積んでる人は適宜判断してください。

 

 

わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)

わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

読み終わったのが確か6月中旬でちょっと前になってしまった。

どちらかというとこう、文学作品文学作品した本だと思っていたので、通読してみて読みやすくて驚いた。というかSFですよね?翻訳の相性がよかったのかもしれない。

全体を通して謎の緊張感に襲われながら読んだ。

だいたい60Pくらいから脳が「これ、約束のネバーランドじゃない?」と囁くのをやめてくれなくて、半分読み終わる頃には「ほら!やっぱり!ほらみて!予言!!!!イエーーーーーー!!!!!!」と大声オタクになってた。こいつのせいで微妙に余韻に浸れなかった。余談だけど約束のネバーランドは脳みそを空にして読むにはみんなが賢くて苦しい。

あとがきで作者が「別に筋書きはそんなに重要じゃないしネタバレしていい」みたいなこと言ってたので、一回通読していやー考えさせられたわーでこの本を投げるのは真面目な読者ではない気もするが、俺は真面目な読者ではないので許して欲しい。

ポエム要素を挟んでおくと、ヘールシャム出身者が不幸という論調には懐疑的で、幸福な人生ではないにしろ、大多数の人間はまあこんなものだと思う。ここで失うのは臓器だけどこれは単なる例で、俺たちも基本的にはみんな同じ。明示的かどうかだけの差だけが存在しているように思えて、それが重要かどうかは個々人の感想レベルの話だと思う。

筋書きについて講釈を垂れるのはこれくらい。

まあ文章はうまいよね~ ノーベル賞作家だもんね~(権威主義

積極的に意見交換したくなる読後感ではなくて、それに加えて盛り上がりもなく、描写もそんなに面白くはない。でも読ませる。その辺が偉いと感じた。

 

 

 

 

 

 

 

このブログの更新画面を開いてから手が滑って無料公開されてた嘘喰い二週目に入ってしまったので、都合6時間くらい放置されていた。嘘喰いは俺からいろんなものを奪った。君たちもまだ間に合うぞ!!あと20時間弱ある!

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