調べ物
論文の関連資料を集めてる最中でよく考えていたことがあって、「俺以外の人間はどう調べてるんだ…?」ってことがありました。
例えば僕のテーマは日本国内の公共図書館における指定管理者制度だったので、とりあえずciniiあたって、各館の報道とか調べるために新聞記事DBとか図書館年鑑とか年報あたったりするわけですけど、もしかして自分はやたらと遠回り、もしくは有識者なら絶対やらないミスをしてるんじゃないか?そういう思いがあったのです。
今回は図書館だったので図書館図書館&図書館って感じだったんですけど、こんなクソマイナーなテーマで研究をしてる人間はそう多くないっぽいです。いや多くないのはわかってたことだったんですけど、思ったより更に狭いんじゃないかこの世界!?みたいな。偉そうなこと言うと怒られそうだしやめますけど。
話が脇に逸れました。要するに他のテーマ(別にアカデミックなことじゃなくてもいいけどどうせみんな情報の背後関係を洗わないしクソバイラルが溢れてる上にそれをソースにする人間が出現するのでちょっと微妙)を調べる時に最初に何をあたるか?って話がしたかったんですよね。
多分無限に熱意と時間があれば誰でもいずれは該当資料にたどり着くと思うんですけど、現実的じゃないよね。じゃあどうしようか、って話です。
ちょっと仲良くなったうちの大学のレファレンス長さんは、「ask professor google first」って言ってて、なるほどベテランのレファレンスライブラリアンでもそうなのかと思った次第だったのですが(ほかは知らないので知ってたら教えて)、じゃあ研究者ってどうなのよって思ったんですよね。あと同じ学部生だったらどうなのかなって。
僕は図書館界隈の人間なので、自分の分野のDB(クソあるからまあ主要なのだけでいいんだろうけど)とレファレンス資料くらいは一通り知ってないと話にならんよな、と思ったのですが、ほかはどうなの?という。まあ分野によってケースバイケースの一言で終わりそうな案件でもあるんですけど。
あとこれに関連して、レファレンスってめっちゃ大変だよねって話をしたかったんですよね。いや、やっぱり憧れるじゃないですかレファレンス。質問者にパパっと「こういう年鑑に該当の情報がありますし、さらに関連して調べるならこちらの…」とかやりたい。司書資格取ったらみんな一回くらい「やりてえ!」と思うんじゃないかと。
で、そこまでいくために昔だったら各種レファレンス資料を当たれる能力が必須だったと思うんですけど(妄想です)今なら多分それに加えてPCさわれないとお話にならないわけですよ。これはヤバい。特に大学図書館のレファレンスなんて地獄。相手は研究者だからその分野に絶対強いわけで、その相手の時間を節約するために必要な回答者のパワーを思うとウーン(逝去)って感じがする。
ここから司書の専門性とかそういう話になるとキリがないのでやめますけど、図書館は利用者によって育てられるんでみんな図書館使ってくれよな、みたいな話です。
次回はノクターンの作品のレビューします。
俺は本気だ。