獄中日記

まだ捕まってません

もはや脳ミキサーの話はするまでもないと思うんだけど、これ最初に言い出したの誰だったっけ。まあそんなに重要なことではない。頭のなかの住人の話をする。

 

筆頭は脳ミキ、と言いたいところだけど実はそうではない。いつからの付き合いなのかもう覚えていないが、脳内壁――壁くんがその筆頭だ。彼は狂っていた。

彼は寡黙な男である。僕が何かするのをちょっと離れたところから黙って見ていて、時々1歩、たまに2歩、場合によっては3歩ほど近寄ってくる。彼と僕の距離がそのまま彼の意思表示なのだ。意味はさっぱり分からないがプレッシャーだけはあるので困る。

 

彼は聞き上手だ。大学に上がってからは結構減った気がするが、僕の独り言は大概が彼に向けられたもので、一度も返事は得られたことがない。彼は近づいたり離れたりするだけである。

 

 

次に箱が登場する。彼は嫌なやつだが、僕の行動はそれなりに彼のコメントで左右されている。

 

 

ここまで書いて飽きた